エクストレイルのライバルというとやはりスバルのフォレスターですね。
実際の販売現場でも真っ向から競合している2車ですが、そのキャラクターはちょっと違います。
この両車を見くらべながら、その特徴や違いと整理してみます。
オンロード走行性能
シャシー設計が新しいこともあって揺れ返しの抑制がゆったりとしたストローク感など、フットワークの洗練度でもフォレスターが優れているのですが、運転のしやすさや快適性で決定的となるほどの差はない。
気になるのは動力性能で、+500ccのフォレスターは山岳路や高速での一枚上手の余裕があり、それが走りのプレミアム感も高めています。
ハイブリッド車同士ではエクストレイルに分がありますが、それを含めてもフォレスター2.5L車が上出来。
オフロード走行性能
荒れた林道レベルならエクストレイルは苦もなく走りきる。
エクストレイルで踏破が怪しくなるのはトライアル志向のオフロード、つまりアウトドアホビーを逸脱した領域である。
フォレスターも本格オフローダーには及ばないが、泥沼路にも対応したXモードの採用もあって、
入門レベルのオフロードなら対応可能です。
ただし、頻繁なオフロード走行を前提としない乗用車の基本設計では、耐久性に不安があり本格オフローダーの代替にはなりません。
まとめ
エクストレイルはアウトドアホビー向けワゴンとして誕生しました。
現行のエクストレイルもファミリー&アウトドアホビーのスペシャリスト的な存在である。
一方フォレスターはスバルのラインナップではアウトドア志向が最も強いが、どちらかと言えばオールロード・オールシーズンツアラーというべきモデルです。
オン&ラフロードでの快適と安心がエクストレイルに対する大きなアドバンテージになります。